岡潔という数学科がいました。
彼は、若い頃、研究に没頭しすぎて気が狂ってしまい、暴行を働いて、大学を去ることとなりました。
彼は職を失いましたが、それでも極貧の中で数学研究を続けて、世界的な業績をあげて名誉を回復しました。
彼は、情緒の安定の大切さを講演会や著作で訴えるようになりました。
確かに、情緒が安定していてこそ、いざというときに実力を発揮できます。頭を使いすぎて気狂いになったり、いざというときに緊張して能力を発揮できないとしたら、それは実力不足です。
つまるところは情緒の安定です。
トレードも同じだと思います。
いま、ドル円が急騰しています。わたしは相場が読めず、ただただ見ていました。機会損失です。それでも下手に手を出して損を出すより増しだと自分に言い聞かせています。
以前のわたしなら逆バリの売りで死んでいたでしょう。
今のわたしには順バリの買いをする勇気や決断力や判断力がありません。まだまだ実力がないようです。
とにもかくにも安定した情緒を前提にしてトレードすることを心掛けたいと思います。
情緒の安定は、安定した親子関係によって培われます。毒親育ちのわたしは、安定した情緒がありません。そこが大問題です。