トレードするとき、テクニカル分析をします。
しかし、これが難しいのです。
わたしは、長いあいだ勘違いしていたのですが、「テクニカル分析をすれば値動きが分かる」と思い込んでいました。
でも、そんなはずはありません。不確実な相場の値動きを事前にわかるはずはないのです。
テクニカル分析によって判断できるのは、「ここから上に行く」とか、「ここから下に行く」とか、売買の目線だけです。
テクニカル分析では、細かい値動きまでは予想できません。買うべきか、売るべきかだけが判断されるのです。だから、細かい値動きは不明です。
だからこそ、5分足の細かい値動きに惑わされてはいけないのです。
たとえば、買いのエントリーをしたら、一時的に相場が下降してしまい、含み損が30pipsにふくらんでしまった。
「ああ失敗だ」と観念して損切りしたら、そのあとにバイーンと上昇していく。「ああ、握っていればよかった」と後悔する。こういうことが何度もありました。
テクニカル分析に自信があって、相場の方向性に確信があれば、一時的な値動きの上下動に惑わされずに保有できるようです。
しかし、わたしにはこれがなかなかできません。どうしても、含み損になるとストレスでハラハラしてしまい、損切りしたくなります。
そして、握っていれば勝てるポジションをむざむざ損切りしてしまうのです。
milk氏のFX勉強会では、これを「名人様」と言います。恥ずかしいのですが、わたしはなかなか「名人様」を卒業できません。