2022年11月16日、朝から冷静にチャートを観察していました。相場はレンジ模様でした。私は売り目線で好機を待っていました。
ロンドン時間の直前です。
アラームが鳴ったのでチャートを見ました。ドル円のチャートが下げていました。大きく、しかも早く、陰線が走っていました。私が目をつけていたトレンドラインを大きく割りました。
私はとっさに売ってしまいました。大きく早い値動きについつい乗せられて売った感じです。
相場は下ヒゲをつけて上昇していきました。私は失敗を悟りましたが、すでに愚者化していたようです。
私は損切りができず、しかもナンピンしてしまいました。相場は、それまでのレンジ相場となり、ドンドン上げていきました。
愚者化していた私は、レンジ上限で損切りしました。
その後、相場はレンジ相場のとおりに下降してきて、レンジ下限をブレイクして下降しました。私が朝から待っていた値動きです。
握っていれば、損切りする必要は無かったし、むしろ爆益でした。
レンジ相場であってもブレイクを狙ってしまうのが私の悪い癖です。これでいつも失敗します。たとえ失敗しても、レンジがつづく限り、浅い損切りで逃げられるはずなのに、その合理的な損切りができません。
また、売りがひと山早かっただけですから、そのひと山を待っていれば、建値決済で逃げることもできるし、握れば爆益でした。
含み損を持つと、愚者化して冷静な合理的判断ができなくなります。それが私です。朝からずっと冷静でいたのに、一瞬の値動きでアッという間に愚者化してしまいました。
これがトレードの難しいところです。嗚呼。