好機を逃して、悪機をつかむので、私はなかなかトレードで勝てません。
好機とは、チャート・パターンがエントリーの好機という意味のほかに、体調と精神が安定しているという意味でもあります。
悪機とは、チャート・パターンが悪いか、あるいは体調や精神が不安定な時です。どちらか一方の条件が不完全なら、それは悪機です。
私の場合、体調が悪かったり、眠かったりしている時に、無理してがんばって、かえって失敗することが多いようです。反動形成的な努力をする癖がついているのです。これは長年の慣習であって、ずっとそうして生きてきたのでなかなか直りません。
無理してがんばっていると、知らず知らずのうちに視野狭窄となり、上位足の環境認識を怠ってしまい、短期足だけを見てトレードしてしまいます。気づかないうちにそうなるのです。疲れているからです。
失敗する時はいつでもそうです。だから、気づくことが大事です。
ですので、少しでも体調不良だったり、眠かったりしたら、すぐにチャートを閉じる習慣を身につける必要がありそうです。
このようなことはトレード技術とは別次元の問題なので、自分で自分を観察して改善していくほかありません。トレードの難しさは、むしろ自己認識と自己制御だと思います。