相場は不確実なものです。どうなるかわかりません。
いろんな分析をすると予測ができます。しかし、その予測が外れることは多々あります。相場は不確実性そのものです。
自分の思い通りにならない相場に対して、わたしはいろいろ工夫をするのですが、勝てません。
一昔前の天気予報みたいです。むかしは、天気予報がはずれることが多かったのです。
相場が思い通りにならず、トレードに失敗すると、わたしは不機嫌になります。腹が立ちます。「ふざけるな」と思います。
それが普通だとは思いますが、しかし、これは問題でもあります。不確実な相場に対して腹を立ててもしかたがないのです。
雨が降ったり風が吹いたりしたからといって天気に腹を立ててもしかたがありません。
このことは、自分の人間関係を考える場合にも重要な気づきです。
他人というものは、やはり不確実性のかたまりです。親兄弟であれ、妻であれ、夫であれ、子供であれ、人間が自分の思いどおりになることはありません。
思い通りではないからといって、怒ったり、不機嫌になったりするのは、合理的ではないようです。しかし、人間の普通の心理としては、そうなりますね。
とはいえ、そこにとどまっていると、それまでのこと。
現実を受け入れて、心穏やかに対処するのが大人というものです。
トレードに限らず、スポーツでも将棋でも、勝負の世界は奥が深いです。