わたしにはサラリーマンの経験があります。
サラリーマンは、なかなか自分の意志が通りません。基本的に上司の命令を聞き、クライエントの要望を満たしていきます。ですから、どうしても不満を感じながらの仕事になります。
それはそれでしかたのないことです。しかし、組織全体としては、それでこそ機能するし、組織と個人を守れるのです。
トレードをやってみて痛感するのは、自己責任の厳しさです。トレードはすべて自己責任ですから、すべての失敗が自分ひとりに返ってきます。
会社員ならば、上司や先輩の責任もあるし、組織全体の責任ということでウヤムヤになることもあります。
トレードにはそれがありません。
上司やクライエントがいない代わりに、完全に孤独です。
たったひとりで予測できない相場と対峙せねばなりません。
相場は予測不能だし、容赦がありません。上司やクライエントは人間ですから、話せば分かる部分もあるというものです。相場は非情です。
自己責任のトレードはサラリーマンよりもはるかに厳しいです。