2023/07/05、ドル円1時間足200MAタッチまで下降したら買おうと思っていました。ちょうどレンジ相場の下限と重なっていたのでエントリーのポイントだと思いました。
思惑どおり相場が下げてきました。しかし、下げ止まる感じもありました。
悪いことに前日や前々日のトレードで、やはりレンジ下限の買いを狙い、狙いのポイントまで下降せずに反転上昇していってしまったことが二度、三度とありました。この記憶が尾を引いたようです。
そのせいで私は、（もうどうせ下げてこない）と思い込んでしまい、狙っているポイントよりも10pipsほど上で買いエントリーしてしまいました。
その直後、相場はさげて、狙っていたところまで下げました。1時間足200MAタッチです。
（ああ）
相場はさらに数pips下げて、下げ止まりましたが、含み損の状態です。私は後悔しました。
（なぜ上で買ったんだ。なぜ待たなかったんだ）
私は、自分の計画を自分で放棄して、（どうせ下げない）という根拠のない思い込みの方を優先してしまいました。これがダメです。自己否定的なのです。これが毒親育ちの特徴です。
当初の計画どおり200MAタッチまで待って買っていたら、もっとまともな結果になっただろうし、ずっと含み損を抱えることもなかったし、いくらでも逃げられたし、利を伸ばすこともできたはずです。
思考は思考、自分は自分。
そのように割り切って考えないと自分の思考にだまされてしまいます。思考は自己正当化のために自分に対して嘘をつくからです。待つことにイライラしていた私は、思考で合理化して、上で買いエントリーしてしまったのです。じつは待つことにイライラしていたのです。
これではトレードが成立しません。
根拠のない思い込みが浮かんできたら、その思考に呑み込まれず、（ああ、これは思考だ。嘘をついているな）と考え直さないといけません。
毒親育ちの私にとってはここが大切なところです。
