相場の値動きには法則もなく、定理もなく、意味はありません。ダウ理論は、仮説に過ぎません。エリオット波動も時々現れる波動というだけです。
考えたり、分析したりすることは無駄です。勝っても負けても相場次第なのですから、勝った人が偉いわけでもなく、負けた人が馬鹿なわけでもない。
トレードは何も生産しません。ＦＸ会社の手数料だけが付加価値です。
相場の世界は虚無だと思います。
それでも勝てば儲かるし、負ければ金が消えるので、人間の脳が虚構のストーリーをかってに構築します。相場にまつわるさまざまな物語は人間の脳が意味づけて構築したものであり、虚構です。
しかし、この虚構が人間を支配します。トレードで負けた口惜しい、だからリベンジ・トレードする。これは人間の脳がストーリーを構築してしまうので、その虚構に抗えないのです。
本来、トレードは独立事象ですから、関連性はないのです。関連性は無いものとして扱うべきです。しかし、人間の脳は自動的に因果律を探し求め、それを構築しますので、リベンジしたいという感情が生まれるのです。
そういう事柄を達観して、虚無に徹してトレードできないものかと思います。
